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スリランカに行ってきた

 

📍 Sri Lanka

EAT PRAY LOVE なひとり旅

 

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トゥクトゥクことスリーウィラー

 

大学生活最後の夏休み。

ずっと行ってみたかった

「光り輝く島」「インド洋の真珠」と呼ばれる国、スリランカへひとり旅に行ってきました🇱🇰

 

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スリランカといえば!シーギリアロック

 

きっかけはスパイスカレーというハタから見たらしょーもない理由もスリランカにおけるカレーは文化そのもののようにも感じました。

 

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 ✸ ライス&カリー

 

スリランカのカレーは基本的に野菜がメインです。野菜ごとにそれぞれに合ったスパイスで味付けをし、何種類かのカレーとご飯を混ぜ混ぜして右手で食べます。ポヤデイという月に一度ある国民の祝日には肉魚は食べません。仏陀による生き物を殺してはならないという精神が根強く残っています。また、アーユルヴェーダの知恵も家庭レベルで浸透しており、カレーはまさにスパイスの効能を存分に活かした料理です。毎日カレーを食べていましたが、本当に美味しくて種類も豊富なので全く飽きませんでした。

 

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 ✸ 市場で売られている野菜

 

スリランカはほとんどの人が仏教徒ですが、ヒンドゥー教キリスト教の人も多くいます。またシンハラ人の他にタミル人もいて、小さな島国ながら多様性に富んだ国です。10年前まで紛争があったものの今ではいろんなバックグラウンドを持った人々が混ざり合い、調和し合っているこの国はまさにスリランカカレーのようです。

 

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 ✸ ヒンドゥー教の寺院

 

どこに行ってもみんな笑顔で微笑みかけてくれました。困っていたら欲しい情報以上のことを教えてくれ、時には荷物を持ってくれたり、困ったら電話して!と連絡先を教えてくれたり。駅まで自分の車で送ってくれたり、プレゼントとして宝石をくれたり。

 

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✸ ローカルバス車内

 

見返りを求めず親切にしてくれる人がこんなにもいること、その精神にびっくりしつつも、心から尊敬し、見習わないといけないなと感じました。きっと仏教が大きく関係しているのでしょう。仏教への信仰心はとても厚く、多くの人々が仏陀の教えを中心に生活を送っているように感じました。寺院も多くあり、たくさんの人が祈りを捧げにきていました。みんな白色の服を着て裸足で寺院に行きます。わたしたち日本人も多くが仏教徒ですが、お葬式かお盆、和式の結婚式のときくらいしか自分が仏教徒であることを実感する機会がありません。お天道様が見ているという感覚はなんとなくずっと持っていますが、宗教への関心の差を改めて感じました。

 

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✸ ココナッツオイルに火を灯して御線香をあげる


とにかくどこに行っても、みんな今という瞬間を楽しむのが好きなのか、タクシーやスリーウィラー、また鉄道やバス、レストランなんかでも場所構わず話しかけてきてくれて、初対面なのに家族の話や国の話、スリランカはどうだ?なんて聞いてきます。日本では基本的に他人と関わらないように移動中はスマホばかり覗いてやり過ごすなんてのが普通だったので、いろんな人と会話ができたことが本当に嬉しかったです。基本的に誰かと話をしていたので、ひとりで旅をしているという感覚が皆無でした。

 

 

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✸ たのしい列車旅

 

なるべく現地交流をしたくて、でもたった10日間しかなかったのでいろんな人との会話を楽しみました。観光地を巡るだけの旅ではなく、出会った人の数だけ思い出がたくさんできました。

 

 

また、スリランカは本当に自然が豊かで、「自然と共に生きる」という言葉がぴったり。初めてスリランカの土地を飛行機の窓からみたときには感動で鳥肌が立ちました。こんなにも森と山と川と海が豊かな場所があるんだ、ということを上陸してからも常々感じていました。鳥の鳴き声で目が覚め、朝食を食べていればリスや猿が目の前を通り過ぎる。移動中の道にはどこにでも自然があり、少し高台に登れば緑の美しさにまた心を癒されました。仏教と自然崇拝の精神が入り混じっているような国柄がとても心地よく、気に入りました。この国は本当に美しい。

 

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 ✸ 聖地ミヒンタレーにて絶景

 

スリランカへひとりでいくと言ったときには多くの人に反対されました。そもそもどこにあるの?とか治安が悪いんじゃないの?とか、そんなところに行ってどうするの?とか。紛争が終結して10年足らず、観光地としてもまだまだ未熟で知名度もあまりない国ですが、とっても魅惑的な場所です。英語も基本的には通じますし、これから経済的にも発展していくことも間違いありません。スパイスはもちろん、紅茶も、宝石もあります。仏教のhospitalityに、豊かな自然、そして暖かい人々。

 

あゝ、スリランカに住みたいナ。なんて思っちゃうくらいには気に入りました。すぐにでもまた行きたい。10日間もいたら飽きるかなとか嫌になるかななんて最初は考えていましたが、まったく足りませんでした。明日はどこにいこう!?と毎晩悩みながらその場その場で旅程を決めていましたが、本当に目的地を絞るのが大変でした。まだまだ魅力を秘めているし、行きたいところもたくさん残っています。友達もたくさんできたので近々また訪れようと思います。

 

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 ✸ 今回の旅のルート

 

そんなこんなで、ネットで調べれば綺麗な景色もみれるし、SNS上で異国の人と繋がることは容易な世の中ですが、やはり自分の足で行って自分の目で見て、食べて、感じることの楽しさを改めて体験しました。

 

駄文ですがいろいろ感じたことをブワーッと書いてみました。これを読んで少しでもスリランカに興味を抱いてくれたら嬉しく思います。そして、是非いろんな人に訪れてほしいと思います。

 

 

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 ✸ 乗車率は基本的に高い

 

人生にスパイスを!

おわり。